サンタクロース

街に人があふれてる
イブの夜にも忘年会
イブの夜に徹夜でお仕事
僕はといえば箱に向かってタイピング
ただただ数字の列が行進してく
サンタが休みくれないかなー
部屋に煙があふれてる
君からのメールが鳴る
開けてみたらば仕事も止まる
　
「忘年会でサンタさんに会ったって」

僕は首を傾げながらまたタイピング

「みんな愚痴ばかりだから今年は
私が盛り上げてしまったの」

数字の列は完成間近だ・・

「そしたらなんかサンタさんみたいって」

サンタが微笑んだ気がした

「誰かが笑うと嬉しくなって・・」

部屋に僕は一人いる・・けど
とてもとても暖かくなった


僕は箱に仕事をまかせると
携帯電話に手を伸ばす

今夜も街には人があふれてる